フレームレートが変わると映像はどのぐらい変化するの！？｜サンテレかめら検証室

2025.02.26

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サンテレかめら検証室、ネットワークカメラ、Hanwha

こんにちは！

ITソリューション営業部、NWカメラチームのアスカです。

同じくITソリューション営業部、NWチームのミウです。

あっという間に2月だね。
私たちも4月になったら3年目！？
早すぎる・・・

ほんとに早いよね！私なんてついこの前入社したような感覚だよ(+_+)

今年度最後のカメラ検証室だね！
前回は解像度ごとの映像の違いをやったよね？
その時、フレームレートごとの映像の違いも気になるねって話してたので今回のテーマはフレームレートはどう？

＼前回の特集はこちら！／

話してたね！
フレームレートごとの違い、気になる！

ということで、今回はフレームレートごとの映像の違いについて検証していきます！

そもそもさ。フレームレートってなんだっけ？
たしか、映像の滑らかさを表現しているんだっけ・・・？

そうそう！
フレームレートとは、「1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位」のことを指しているの！
単位はfps(Flame per sesond)だよ。
例えば「5fps」なら1秒間に5枚の画像で記録されているの。
パラパラ漫画をイメージしてほしい！
枚数が多ければ多いほど、滑らかな動きを表現させることができるでしょ？
映像もパラパラ漫画と一緒で、1枚の画像の集合でできているの！

パラパラ漫画！
学生の時たまに授業中に書いてたな・・・笑
滑らかな映像のほうが絶対見やすいから、とりあえず大きめの値で設定しておけばいいの？

たしかに滑らかな映像の方が見やすい！
でもフレームレートの数値が大きくなるとその分保存する画像の枚数が増えることになるから録画容量が大きくなるの！

そっか画像の枚数が増えると録画容量も増えてしまうのか・・・
じゃあ、やみくもにフレームレートを高くしてしまうと、録画に必要なハードディスクの容量が増えてしまうのね。
予算も考えながら適切な数値に設定しなきゃいけないね。

そうなのよ。
前回の解像度の比較と合わせて、今後の選定に生かせそうだなと思ってやってみたかったんだ！
各フレームレートでどのぐらい映像に違いが出るのか、全然想像がつかないから楽しみだな～

検証について

今回使用する機器はこちら！
カメラ：QND-6011
レコーダー：XRN-420S
どちらもHanwhaの製品だよ。
このカメラは最大30fpsまで出すことができる機種です！

検証で使用する機器：カメラ「QND-6011」レコーダー「XRN-420S」

Hanwhaって、一年目の時に転倒検知のデモをやった時に使ったカメラと同じメーカーか！
あれ？PoEハブとか用意しなくていいの？

そうそう！転倒検知の時と同じ韓国のメーカーだよ。
今回は、レコーダーにPoE機能がついているからインジェクターとかは入れていないよ！

そういえば、今日アスカにメトロノーム持ってきてほしいって言われたから持ってきたけど、何に使うの？

そうそう！持ってきてくれてありがとう～！
今回は映像を比較するために同じ速度で同じ動きをし続けるものが必要だなと思って考えてたのよ。
そしたら、先輩がメトロノームはどう？ってアドバイスをくれたの！
ミウ、ピアノやってたって聞いたことあるから持ってるかな？と思って頼んだの！

それでメトロノームか！！
たしかに、これだったら同じ速度でずっと動き続けるから同じ条件で撮影ができるね。
今回の検証にはピッタリかも！

今回、各フレームレートまったく同じ条件で撮影できるように、このような形で配置しました。

手作り感満載・・・笑
でも流石に会社の壁に穴をあけてカメラを一時的に取り付けることはできないので、仕方ない・・・！
見栄えは正直悪いけど許してください(/_;)

今回はこの５つのフレームレートで検証していたいと思う。
1）1fps
2）5fps
3）10fps
4）20fps
5）30fps

ちなみに、普段アスカが構成を組むときはどのぐらいのフレームレートを選ぶの？

普段は5fpsぐらいが多いかな。
よくお客様から指定されるのがこのあたりな印象！
ちなみに一般的な防犯カメラ・監視カメラのフレームレートが3～5fpsと言われているの。

いざ検証スタート！

まずは1fpsからだね！
1秒間に1枚ってことか。
これはちょっとカクカクした動きになりそうだね。

1fps｜撮影した映像はちら

やっぱりカクカクだね～
何かあったときに大まかな動きしかわからないね。

そうだね、なにも動きがない場所だったらこのぐらいの設定して容量を削減するのもいいかもしれないけど・・・

じゃあ次は5fpsだね！
これも結構カクカクするんじゃないの？って思うけど実際どうなんだろ？

5fps｜撮影した映像はちら

思っていたよりもカクカクしてない！
これなら人の動きとかがおおまかに分かりそうだね。

そうだね、テレビの映像に比べるとカクついているけど、動きはわかるね！
1fpsと5fpsでだいぶ映像に違いがあるね。

そうだね、さっきの1fpsと比較するとだいぶ滑らかだけど、テレビの映像に比べると全然違うね。
10fpsに設定したら、だいぶ滑らかな映像になりそうだね。
確認してみよ！

10fps｜結果はこちら！

おぉ！
だいぶ滑らかになったね！見ててもほぼ違和感を感じないね。

そうだね、10fpsってことは1秒間に10枚の画像ってことだよね。
これなら早く動くものを撮影しても、ある程度動きをとらえることができそうだね！

じゃあ次は一気に倍の20fpsにいこう！

20fps｜結果はこちら！

10fpsよりもたしかに滑らかな気がするー！
特に、メトロノームの針を動かし始める部分で感じるかも。

そうだね！正直、10fpsと劇的な違いは感じづらいけど、たしかに滑らかになっているね！
ここまでくると、普段見ているテレビの映像と比べてもほぼ差がないように感じるかも。

最後に30fps！
このカメラで出せる最大のフレームレート値だね！
テレビの映像と同じフレームレートなんだって( ﾟДﾟ)

監視カメラでも、このレベルの映像を撮ることができるんだね。
1秒間に30枚の画像を撮影するってものすごいスピードだね。
どうな映像になるんだろ・・・！

30fps｜結果はこちら！

（針を動かし始める部分が切れちゃいました・・・申し訳ございません。）

（どんまい！）うーん、正直、20fpsとの違いをはっきりと感じることは難しいね・・・

そうだね、今回はメトロノームで検証したから、そこまで違いが出なかったね。
もっと早く動くものを撮影していたら違いが出ていたかもしれないね。

確かに！例えば、すごい速さで通り過ぎる物体とかで検証していたら、1fps辺りはほぼ何も映らなかった可能性もあるね。

今回検証したカメラは30fpsが最大の機種だけど、カメラによっては60fpsまで対応している機種もあるんだよ！

60！？
監視カメラでそんなに滑らかな映像を撮影することができるんだねすごいな・・・！

すべての結果をまとめるとこちら！

そういえば、フレームレートが大きくなると録画容量も増えるって言ってたよね？
実際、どのぐらい変わってくるの？
1fpsと30fpsでまさか30倍の容量になるとか！？

確かに！比較したことなかったわ！
さすがに30倍になることはない気がするけどどうなんだろ・・・？
Hanwhaにも、録画容量をシミュレーションするサイトがあるから比較してみよう。

録画容量のシミュレーション結果はこちら！

録画容量のシミュレーション結果

設定条件：2MP、24時間録画、31日保存、H.265

あれ？思ったよりも差がない・・・？

ほんとだね！1fpsと30fpsで録画容量が30倍になるわけではないんだね。
でも、今回はカメラ1台だけだけど、複数台ある場所だったり、保存期間が長いところだったらこの差が大きくなっていきそうだね。

確かにそうだね！
カメラ1台だけ入れることよりも何台か同時にに入れることのほうが多いもんね。
じゃあやっぱり、とにかく大きいフレームレートにしておけばOK！というわけではないんだね。<

そうだね！
撮影したいものによってどのぐらいのフレームレートがいいか考えたほうがいいね！
早く動くものを撮影するときとか、後はAIの検知機能を使うときもフレームレートを考えたほうがいいね。

ということで今回は、フレームレートごとの映像の違いについて検証しました！
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

次回もよろしくお願いします！

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